機械工学科の近況 学科長(2007年)

同窓会の皆様、お元気でご活躍のことと拝察致します。2007年4月より学科長を務めさせて頂くことになりました。機械工学科の運営に努力する所存ですので同窓生の皆様のご指導・ご鞭撻、ご協力をお願い申し上げます。 機械工学科の近況でございますが、2007年3月末を持ちまして小山富夫教授と北條勝彦教授が定年を迎えられました。両先生にはこれまで長年にわたり機械工学科の発展にご尽力を頂くとともに、数多くの卒業生を輩出されてきました。機械工学科のOBでもあります両先生からは、これからもご助言を賜りたいと思います。仲町英治教授も3月末で退職され同志社大学へ移られました。4月からは、田原弘一教授と桑原一成准教授の2名の先生をお迎えしました。2007年4月より助教授にかわり准教授の名称が使用されることになりました。田原教授は宇宙推進工学を、桑原准教授は内燃機関を研究されています。二人の先生は、機械工学科の教育・研究をより魅力的にしてくれることと思います。 機械工学科のOBでもあります大阪工大名誉教授前田親良先生が、昨年の10月1日付で理事長代理・常務理事(人事担当)に就任されました。前田先生は、これまでも理事として学園のためにご尽力下さいましたが、これからはリーダーシップを発揮して学園の改革を進められることと思います。 昨年、前学科長の西川先生からご報告がありましたように、機械工学科は昨年度より日本技術者認定機構(JABEE)の認定を取得すべく新しいカリキュラムをスタートさせました。2009年にJABEE審査を受審する予定です。認定が認められれば約80名がJABEEの資格を持って社会に巣立つ予定です。JABEE対応カリキュラムでは、技術者倫理、コミュニケーション能力、プレゼンテーション能力、デザイン能力(設計だけではなく企画・計画、設計から製作、評価まで)に力を入れています。社会からの要請として卒業生の皆様からのご意見を取り入れてカリキュラムを点検・評価することにしておりますので、多くのご意見を賜りたいと思います。ご協力のほどお願い致します。 4月22日(土)には、大学院生と4年生の企画・準備・運営による機械工学科1年生のためのオリエンテーションを開きました。これには約180名の1年生が参加しました。研究紹介やスポーツの後、教員も含めて約250名で淀川河川敷の清掃を行いました。学年を超えた絆やボランティア精神を養ってくれたものと思います。実習工場や機械工作センターと呼ばれていた施設は、建物が立て替えられ名称が大阪工業大学ものづくりセンター(愛称はモノラボ)に変わります。2008年3月に完成予定です。授業等で使用していない時間帯は、卒業生の皆様もご利用頂ける予定です。 以上、機械工学科の近況について主だったものを紹介させて頂きました。ご覧頂きたいものやご指導を賜りたいことがありますので、是非ともキャンパスにお越し頂きたく存じます。最後になりましたが、同窓生の皆様のご健康と益々のご発展をお祈り申し上げます。