学生の就職状況(2017年度)

機械工学科就職担当 塩﨑 江利子

機械工学科同窓会の皆様、いつも就職ガイダンスや内定者との交流会などで大変お世話になっております。
機械工学科担当の塩﨑江利子と申します。私は2016年4月から大阪工業大学就職部就職課で勤務し、機械工学科を担当し、今年で担当2年目をむかえました。

まずは、2016年度卒業・修了された皆さんの就職状況をご報告いたします。3月31日現在の就職率は、学部生は96.1%(内定者数/卒業者数)、大学院生は100%(内定者数/修了者数)と非常に高い数値となりました。景気の回復など社会情勢も関係しておりますが、学生の日頃の努力と粘り強い気持ち、先生方の厳しくも温かいご指導の賜物でございます。

私は、4年前まで工大枚方キャンパスで就職担当を務めておりました。その頃はまだリーマンショックの影響が強く、1人あたり50~60社の選考を受けるのが当たり前だった時代でした。そこから他部署を経験し、再び就職課への配属が決まり、工大の老舗学科である機械工学科を受け持つこととなり、期待と不安が入り混じりながらの就任だったことを覚えております。機械工学科は人数も多く、就職先も多方面に渡ると前任者から聞いており、きちんと皆さんのサポートができるかと心配でしたが、学科長先生、就職担当委員の先生方をはじめ、機械工学科の先生方や事務室の方々に支えられ、何とか担当1年目を乗り越えることができました。

機械工学科を担当させていただき、最も強く感じたことは「優しく思いやりのある学生が多い」ということです。もちろん、研究や学習面での優秀さも目の当たりにしておりますが、ちょっとした気遣いや優しさを持ち合わせた方が多いと感じます。私自身も他学科ではありますが工大OGであり、7年前に就職してからはずっと学生対応部署で勤務し、さまざまな学生と接してまいりました。その中で残念ながら、自分のことしか考えられなかったり、人としての優しさや素直さを忘れてしまっているなと感じ、就職活動においてもそういった面で損をしている学生も多く見てきました。機械工学科の方に、就職行事のお手伝いなどをお願いすることが多々ありましたが、断られた記憶はほとんどなく、むしろ「またお手伝いできることがあったらいつでも声かけてください」など、気さくに言ってくれる学生ばかりでした。先生方の日頃のご指導がきちんと浸透していると肌で感じた瞬間でした。日々の面談や企業担当者からのお話しでも、その辺りのコミュニケーション力の高さを感じます。併せて丁寧で真面目な方も多く、社会に出てからの活躍が楽しみです。

担当1年目は、機械工学科の方々の就職先情報や、授業内容、研究内容などは初めて聞く言葉ばかりで、わからないことも多く自分の知識の薄さを痛感することも多々ありましたが、先生方のご指導や、時には学生からも教わりながら少しずつ見識を深めていくことができました。不十分な面も多々ありますが、学生と共に自身も成長していくつもりで、今後も邁進してまいります。今後とも宜しくお願い致します。