学生の就職状況(2018年度)

機械工学科就職担当 塩﨑 江利子

機械工学科同窓会の皆様、いつも大変お世話になっております。機械工学科担当の塩﨑江利子と申します。私は2016年4月から大阪工業大学就職部就職課で勤務し、機械工学科を担当し、今年で担当3年目をむかえました。

まずは、2017年度卒業・修了された皆さんの就職状況をご報告いたします。3月31日現在の就職率は、学部生は97.8%(内定者数/卒業者数)、大学院生は100%(内定者数/修了者数)と非常に高い数値となりました。院生は昨年度から2年連続100%の内定率です。学生の日頃の努力と粘り強い気持ち、先生方の厳しくも温かいご指導の賜物でございます。

2018年度は、より一層の「売り手市場」となっており、特に機械系の学生を求める企業の声は年々増加し、この状況は来年も持続すると予想されております。機械系は幅広い分野での活躍が期待され、業界・業種を問わず求められる専攻分野です。早く優秀な人材を確保したいと、説明会や選考スケジュールを前年までより前倒しにする企業が続出しております。ただ、売り手市場とは言うものの、企業の求める人物像や採用基準が低く設定されているわけではありません。特に、従業員5,000人以上の大手企業の求人倍率は、ここ数年で微減となっております。自身の行きたい企業から「内定」をもらうためには、付け焼刃ではなく、しっかりとした事前準備が必要となります。特に、企業の選考が前倒しになっている分、学生たちも早目の準備を行っていかなくてはなりません。

機械工学科の担当者として強く感じることは「優しく思いやりのある学生が多い」ということです。もちろん、研究や学習面での優秀さも目の当たりにしておりますが、ちょっとした気遣いや優しさを持ち合わせた方が多いと感じます。これは、彼らの選考に関わった多くの企業からも評価されているポイントです。機械工学科の方に、就職行事のお手伝いなどをお願いすることが多々ありましたが、断られた記憶はほとんどなく、むしろ「またお手伝いできることがあったらいつでも声をかけてください」など、気さくに言ってくれる学生ばかりでした。日々の面談に加え、他学科あるいは他大学の様子からも、機械工学科の優れた一面を目の当たりにすることが多いです。先生方の日頃のご指導や、外部の方と接する機会の多さ、学生自身の気構えや心根の優しさといった「人間形成力」に裏付けされていると感じます。

就職担当者として、まだまだ不十分な面も多々ありますが、日々変わっていく社会情勢と就職活動状況を的確にとらえ、学生と共に自身も成長していくつもりで、今後も邁進してまいります。今後とも宜しくお願い致します。 以上、現在の就職状況と担当者のご挨拶とさせていただきます。