大阪工業大学 客員教授 北條 勝彦
今年の3月末をもちまして、36年間の教員生活を終え、定年退職いたしました。3月10日の最終講義には大勢の卒業生の皆様にお集まりいただきました。また、学内の教職員の方々にも多数ご出席いただきました。また、学生部長を務めていた関係からか、クラブ関係の他学部・他学科の学生さんや留学生の皆さんも出席してくれました。この場をお借りして、お礼を述べさせていただきます。ありがとうございました。

1971年の着任以来、主な担当科目としては工業熱力学(演習)、工業熱力学(講義)、伝熱工学(講義)、学生実験(冷凍機)、学生実験(熱伝導)、そのほか設計製図Ⅰ、設計製図Ⅱ(冷凍機の設計)などを、また大学院では伝熱工学特論と熱工学特論を担当してきました。卒業研究では、着任以来大田先生の研究室で、一時期は小職単独で、また一時期は松島先生と共同で研究室を運営してきました。これまで、大田先生と小職の研究室の卒業生(全員)、そして松島先生の研究室の卒業生(一部)で構成している卒業生の会(知新会)も募集を停止しました。今後は卒業生が親睦会として自主的に運営してゆかれるものと期待しています。今振り返れば36年間があっという間に過ぎ去り、卒業された皆様のお役に立ったのかなと反省しています。

機械工学科の同窓会では、幹事として会誌の発行、規定の改正や総会のお手伝いなどをさせていただきました。また、2001年1月から2003年12月末まで、卒業生のご理解・ご協力の下で同窓会長として職責を全うすることができました。その後、引き続き相談役を拝命しています。今後も、ご協力できることがあればお手伝させていただきます。

大阪工大の校友会では副会長(2期目)を仰せつかっています。大学内の各学科の同窓会との連携に力を入れたいと考えております。現役時代に産学公連携推進委員会の業務に携わっていました関係で、今年度は学長付の客員教授として、大阪TLOの推進会議委員やリエゾンセンターやクリエーションコア東大阪でコーディネーター業務に関係しています。何かありましたらご遠慮なくご連絡ください。