小山 富夫
2004年に機械工学科同窓会会長に就任してからはや3年が経過し、この度藤原敏雄新会長にバトンタッチをいたしました。この間同窓会の財政健全化を第1目標に定め、会の運営を図ってまいりましたが、積立金の減少は避けられませんでした。第1の赤字要因は会報発送費(約70万円で、これは最近の年間会費収入に匹敵します。本同窓会では、発足以来、毎年会報を発行し、活動状況や、機械工学科の現状を会員の皆様方にお伝えしてまいりましたが、経費負担が益々重荷になって来ました。役員会で種々検討した結果、会報の発行は2006年度を持って当分の間見合わせることにいたしました。それにかえて同窓会のホームページを大きく見直し、内容を充実させるとともに定期的に更新し、会報に替える事にいたしました。今回のホームページ更改が実質的に会報に替わる情報伝達の第1回目ということになるでしょうか。これにより、来年度からの支出は会費収入の範囲内に収まり、活動の範囲が他に広がってくることと思います。 一方、インターネット環境が整っていない方々のための情報伝達方法も考えなければならないのは当然のことであります。個人情報保護法の施行などとも相俟って同窓会の運営は困難な時代になってきましたが、一方で同窓会活動の必要性は高まってきています。藤原会長はじめ幹事の皆様方には大変ご苦労様ですが、機械工学科同窓会発展のためご尽力くださいますようどうぞよろしくお願いいたします。

学校法人大阪工大摂南大学の坂口理事長は、卒業生を含めた四位一体の大学運営方針を掲げられています。将来的にはホームページ以外の方法で、すなわち、学園の広報誌「Flow」などを通じて本同窓会の情報が直接会員の皆様に伝えられることができるようになると信じています。

私は本年3末に大阪工業大学を定年退職いたしました。人生で最も充実した42年間を大過なく過ごさせていただきましたのも学園関係者をはじめ、同窓会会員のみなさまのご指導・ご鞭撻の賜物と深く感謝いたしております。 最後に、大阪工業大学機械工学科ならびに機械工学科同窓会の更なる発展を祈念し、会長退任の挨拶とさせていただきます。