機械工学科同窓会 会長 藤原 敏雄
機械工学科同窓会の皆様におかれましては、お元気で2007年亥年の新年をお迎えになられた事と拝察いたします。目下の国際情勢はアメリカを中心とする国際軍のアフガニスダンやイラクへの進攻と戦後処理の混乱、北朝鮮の拉致と核保有、イランの核保有、中国の急速な経済発展と資源確保、地球温暖化など。また国内においては、少子化の流れが止まらずこれに伴う年金問題、教育問題や、政府が抱える膨大な借金、格差の拡大など内外ともに解決しなければならない大きな問題を多く抱えております。

前置きが長くなりました。わが機械工学科同窓会は、発足以来、機械工学科出身の先生方に会長就任をお願いして参りましたが、最近は本学出身の先生が少なくなってきた現状を考慮にいれて、昨年の役員会で検討の結果この慣例を廃止して次年度からは一般同窓会員からも会長を選出することに決定いたしました。この結果、昨年の同窓会会報で小山前会長がご報告しましたように本年度からは私が会長をお受けすることとなりました。私は本学卒業後、民間の機械プラントメーカーに勤務、主として技術部門を担当し一昨年に退任を致しまして、目下は技術士事務所を立ち上げコンサルタント業に携わっております。また、同窓会関係は2期ほど副会長を勤めておりますが、まだまだ未熟者でございます。これからは皆様方のご指導とご鞭撻を賜りながら、同窓会発展のために微力を尽くしてゆく所存でございます。どうかよろしくお願いいたします。

さて、目下の同窓会の現状は、まさに日本が抱えている問題の縮図でありまして、少子化に伴う入学志願者の減少から入学生の減少となり、卒業生の減少へとつながり、加えて卒業生の加入割合の減少とが相乗効果となったことによる同窓会費の減少及び名簿広告料の減少で同窓会への収入が年々減少してきており、運営は年毎に困難となってきております。しかしながら他の面から見ますと、例えば機械工学科が進めているJABEE対応コースでは、同窓会との連携が条件となっており同窓会活動の必要性は高くなってきております。本年の同窓会の運営は、これらの条件を勘案し、次の方針を役員会に諮り、ご賛同いただいた案件について、執行して行きたいと考えております。
・ 小山前会長時よりご提案しておりましたように、会報の発行は中止とし、これにかえて同窓会ホームページを充実し定期的にニュースを提供してゆくことにいたします。これにより、収支のバランスを単年度で均衡させる運営にいたします。皆様には、インターネットの大阪工大摂南大学のホームページから順次入り、機械工学科同窓会のページまでたどっていただくこととなり、ご不便をおかけすることとなりますが、財政再建のため、ご理解とご協力をお願いいたします。
・ ホームページに学校側、卒業生側、の投稿欄を設けご意見や連絡事項を掲載する。例えば、同窓会員が所属するNPOやNGO活動とか、近隣での活動などの投稿を呼びかける。また、希望があれば広告欄を設けて広告料収入が得られるように努力する。
・ 年1回の同窓会総会は、継続して開催する。(秋季の予定)
・ 5年毎に発行しておりました同窓会会員名簿につきましては、少し時間を頂いて役員会で検討の上、発行の継続の要否あるいは代案を検討し、皆様にご報告いたします。
・ 数年ごとに、積立金の状態をチェックし、予算的に可能となれば、同窓会会報を発行し、ホームページにアクセスしていない会員の方々にニュースを配信するように努力することとしたい。

最後になりましたが、小山前会長はじめ、学校関係者の方々、同窓会会員の方々のこれまでのご尽力を感謝するとともに、今後の更なるご指導、ご鞭撻、ご協力をお願いしまして、就任のご挨拶とさせていただきます。