機械工学科同窓会 会長 古川 清
この度の東北地方太平洋沖地震により多くの方の尊い命が失われた事に、深い哀悼の意を捧げます。
被災された皆様には心よりお見舞いを申し上げますと共に、一日も早い復興を心より祈念致します。
又、福島第一原子力発電所で、一瞬々々の判断と行動に「わが国の興廃と原子力発電の将来」を背負いながら、それこそ死と背中合わせの中で、命がけで機能回復に取組んでおられる関係者各位に敬意を表しますと共に、何とか踏ん張っていただきたいと一日も早い正常化を切に願っております。

機械工学科同窓会の皆様に於かれましては、ますますご健勝の事とお喜び申し上げます。
先ず、新会員として2010年度の修士・学部の卒業生179名が新たに加入されました。当同窓会の運営費は、新規加入者即ち卒業生が入会時に納めていただく会費が原資となっています。以前に加入率の悪い時代がありましたが、現在は先生方のご協力により、卒業生のほぼ全員に加入いただいています事も合わせてご報告致します。

昨年度の会長就任のご挨拶で「大工大は機械で持つ」、正に「大学の顔」であると申し上げましたが、先生方の熱心な教育指導が着実に実を結びつつあります。2010年度は、JABEE(日本技術者認定機構による学生の能力認証)認定の学生が始めて卒業致しました。又、2009年度の社会人育成グランプリ(経済産業省主催・学生活動の日本一)に引続き、日本機械学会関西支部の卒業研究論文発表会で、3件のベストプレゼン賞などを受賞、関西学生会では阪大に続いて2位に躍進等他流試合に於いても成果を上げています。更に、若干遅れていますが、学生達の手による人工衛星が今年度には打ち上がる予定であり、今後の活躍が益々楽しみとなっています。

同窓会の活動方針は、前年度に引続き「より優秀な社会に役立つ後輩を輩出する為に、機械工学科教室と連携を密にし積極的に協力する」又「より多くの同窓会員が参加いただける、同窓会活動の企画と実施」を掲げ活動しております。

今年度の運営は、会長・副会長・事務局を学内外各3名の体制にて、総会の開催・在校生支援を柱とし、会員名簿は個人情報保護法の関係上見送り、会報もホームページ方式とする前年度の活動を踏襲するものと致します。

後輩達は上述の通り非常に頑張ってくれており、今後も同窓会として何らかの形で出来る限りの支援を行なって行きたいと考えています。次に同窓会活動と致しましては、何よりも同窓会員相互及び教職員・学生との交流を促進したい、その場を提供する事が第一であると考えております。一昨年・昨年と卒業研究発表会当日に同窓会の総会を開催し、合わせて教職員・大学院生・卒業生との交流会を持ちました。昨年度は、全ての大学院生・卒業生に声をかけ総勢120人の皆様が参加「OBから教職員・卒業生が一堂に会する、それこそ同窓会の原点」を見る様な有意義なものとなりました。大変好評を博し、今年度も開催を予定しています。同窓会員にとっては、後輩の研究内容、最近の機械工学科の様子、同窓会員相互と先生方・後輩との懇親が図られる効率的なものとなっています。後日当ホームページにて案内致しますので、是非参加いただきます様お願い申し上げます。

今年度も先生方・副会長を始めとする役員と協力して、大工大発展に寄与すべく取組む所存であります。今後とも、同窓会活動に対するご理解とより一層のご支援をお願い致しますと共に、各位のご健勝とご活躍を祈念申し上げます。