機械工学科同窓会 副会長 田原 弘一
機械工学科同窓会の皆様、こんにちは、田原弘一(たはらひろかず)です。工大に着任し6年目となり、やっと少しわかってきたところですが、上田 整先生の後任として副会長を仰せつかりました。大役に恐縮しております。
信頼感あふれる、大学教員の副会長・西川 出先生にご指導を仰ぐしかないのですが、私が身近に何か取り組めることがないかと考えますと、在学生全員に同窓会の存在を認識させ、その意義をまずは十分理解させることかと思います。そのために機会がある度に卒業生皆さんのご活躍や仕事上の苦労話などを具体的に紹介できればと考えております。特に、本年度から工大の歴史を紹介する、自校教育が学部1年生前期授業「機械工学科基礎ゼミナール」で導入されることになり、大学側から配布される資料冊子に加えて機械工学科独自の内容を盛り込み紹介できればと考えております。

次には機械工学科の状況、在学生の活躍、進路などの悩みなどタイムリーにお伝えし、具体的に卒業生皆さんの経験をもとにアドバイスを頂けるような場を作りたいと思っています。機械工学科在学生が中心に活躍する学生プロジェクトは、人工衛星、ソーラーカー、フォーミュラカー、人力飛行機、ロボットなど幅広く、実践教育、社会人基礎力の育成の場として工大に定着すると共に、工大の特色としてその活躍が世に広くアピールできるようになりました。人工衛星プロジェクトでは学生開発の人工衛星「プロイテレス」が今夏、インド宇宙研究機関のPSLVロケットにより打ち上げられ、超小型衛星では世界初の電気推進ロケットエンジンによる動力飛行ミッションが計画されていること、ソーラーカープロジェクトでは日本国内の主要レースで優勝を含む好成績をマークし、本年度は世界のレースを目指していること、人力飛行機プロジェクトでは念願のコンテンスト出場が決まり、学生によるユニークな設計・製作の一枚プロペラ高効率飛行機の活躍が期待されること、ロボットプロジェクトではロボカップなど日本国内の多くの有名コンテストの常連となり、好成績を収めていることなど、在学生の活躍をご紹介できればと考えています。それら活躍をお伝えすると共に、それらに直接ご協力頂ける場を作り、技術指導、アドバイスなど頂けるような密な関係を築ける場を目指します。実務的な授業においても、卒業生の皆さんに直接、実践的な製図・加工手順、アドバイスなどご指導頂けるよう、そのような場を検討しております。

卒業生の皆さん、お忙しいとは存じますが、お時間がありましたら、是非、ご気軽に大学にお寄り頂けたら幸いです。在籍中の機械科のこと、当時の学生のことを教えてください。現状など、お仕事のことを教えてください。悩み多き(?)(自分に甘い?)在学生を紹介します。厳しいアドバイスを頂けたらうれしいです。

以上、今後の企画・抱負を自由に述べさせていただきました。在学生と卒業生皆様の関係を益々、強固にし、工大機械の発展に少しでも役に立てるように精進しますのでよろしくお願い致します。