機械工学科同窓会 会長 古川 清
東北地方太平洋沖地震から1年が経過致しましたが、復興には程遠くまだまだスタートラインにすら立っていない感があります。
被災された方々に改めて心よりお見舞い申し上げますと共に、明日を見つめて前向きに進まれます様ご祈念致します。
機械工学科同窓会の皆様に於かれましては、ますますご健勝の事とお喜び申し上げます。

先ず、新会員として2011年度卒業の修士・学部卒業生122名の後輩が新たに加入されました事をご報告致します。

今年始めの電車内で大きく「No.1」と書かれた大学の広告を見られた事があると思います。これは、週間ダイヤモンド他で「就職に強い大学」として当校が紹介されたもので、大学の就職活動支援・先生方の指導・学生達の頑張りが第一ですが、同時に卒業生各位の社会での活躍が下支えしており、学園の方針である「四位一体」の成果であると評価出来ます。その中で機械工学科は牽引役を果しており、同科卒業の我々は大いに胸を張っても良いと自信を持って申し上げます。そして、機械工学科の偏差値上昇・志望学生の増加等の形で現れています。学業に於いても、学生プロジェクトの中心的役割を果たしており、昨年度は初出場の「NHK大学ロボコン」でベスト8、「第11回レスキューロボットコンテスト」で優勝、「2011ワールドグリーンチャレンジ(ソーラーカー)」で優勝、「フォーミュラー」も上位入賞間近かです。そして今年度も既に、7月に「人工衛星」の打ち上げと琵琶湖で開催される「第35回鳥人間コンテスト2012」の出場が決定しています。この様に輝かしい実績を着実に積み重ね、頼もしい後輩達が育っており今後の飛躍が大いに楽しみであります。

同窓会の活動方針は、「より優秀な社会に役立つ後輩を輩出する為に、機械工学科教室と連携を密にし積極的に協力する」又「より多くの同窓会員が参加いただける、同窓会活動の企画と実施」を掲げ活動しております。

年度は、教室側の副会長が上田先生から田原先生に交代されましたが、執行体制の変更はありません。活動についても、卒業論文発表会当日の総会開催と大学院生・卒業生との懇親会、在校生支援の推進等、基本的には前年度の活動を踏襲するものとし、会員名簿は個人情報保護法の関係上見送り、会報もホームページ方式を継続と致します。

今その中で新たな取組みとして、「卒業生と在校生の接点を作る」・「卒業生参加型」の活動を進めたいと企画しています。具体的には、3年生の就職活動スタート時若しくは新入生オリエンテーリングで機会をいただき、我々卒業生が人生の先輩として様々なアドバイスを送る。要するに「親父として兄貴として、伝えたい人生を語る」、卒業生と在校生の接点を生み出すと同時に、在校生の支援に役立つ「卒業生の楽しみと活躍の場」、「母校に恩返」を目指しています。ボランティア等の家庭・仕事を離れた各方面でご活躍の事と思いますが、その一つに加えていただければ幸甚です。おそらく手弁当になりますが、何卒参画をお願い申し上げます。これから役員・学年幹事会等の討議を経て、教室の方に提案して行く事になりますので、是非、様々な提案と講師の自薦・他薦等の参画をお願い致します。

次に、今年6月16日(土)14:30~大学にて「工大校友会の60周年総会」が開催されます。我々の同窓生である機械工学科名誉教授の北條勝彦先生が工大校友会の会長をされており、又、記念総会である事から、各位に於かれましては出来る限りのご出席をお願い致します。詳細は、大学のHPを参照下さい。

今年度も先生方・副会長を始めとする役員と協力して、大工大発展に寄与すべく取組む所存であります。今後とも、同窓会活動に対するご理解とより一層のご支援をお願い致しますと共に、各位のご健勝とご活躍を祈念申し上げます。