機械工学科同窓会 会長 古川 清
機械工学科同窓会の皆様に於かれましては、ますますご健勝のこととお喜び申し上げます。
まず初めに、平成24年度卒業の修士・学部卒業生189名の後輩が、我々の仲間入りをされました事をご報告致します。

昨年の同窓会誌のご挨拶で、「卒業生と在校生の接点を作る」「卒業生参加型」の活動を目指したいと申し上げました。そして、4月21日に東大阪ホテルセイリュウで行われました、146名が出席する機械工学科新入生オリエンテーションにて、卒業生が人生の先輩として様々なアドバイスを送る「卒業生とのふれあい」を持つ事が出来ました。30才台から70才台の29名の卒業生が参加、10人程度に班分けした新入生に対し、車座になって膝を突き合わせて「自らの社会での実体験を基にした」、「失敗体験」・「成功体験」・「ドン底体験」・「転職体験」・「生き方」から、「創業の体験・苦労談」、「企業に入っての心構え」、更には、「モノづくりの楽しさ」等を90分に亘り熱く語りました。遠くは高知県から、又、中には真剣の日本刀を、20数kgに及ぶ機械部品を持参された方がおられました。この様な卒業生からの提案型で且つ直接対話する方式は、当大学に於いて初めての試みと思っています。最後に、夕食を共にいただき充実したひと時を過ごしました。

新入生・先生方には、おおむね及第点をいただけたのではと確信しています。そして、卒業生の多くは、初めての事で改善点すべき点はあるものの、就職活動時期・卒業研究時・卒業時、更に、卒業後に於いても、我々の経験を様々な形で提供したいと、活動の継続に意欲を燃やしておられます。

今年度の運営方針は、この「在校生支援」を更に一歩前進させ、継続の道筋をつける事が出来ればと考えています。その意味で、退任される家村康司副会長の後任に植村武司・塩田康友の両氏を、更に、三役・学年幹事を数名増員し体制の若返りと強化を図りました。

具体的な支援策につきましては、今後役員会で検討すると共に、教室側と相談致しますが、同窓生各位には、社会貢献・母校への恩返しの一環として、是非参加いただきます様お願い申し上げます。モノラボ:池田隆治先生(ikeda@med.oit.ac.jp)にメールをいただければ、ご連絡させていただきます。

機械工学科は、学園の中枢には同窓会の大先輩である前田親良理事・庄司正臣理事がおられ、更に大学では、川田裕先生が副学長、西川出先生が学生部長に就任されました。そして学生たちは、高就職率を維持すると共に、「社会人育成グランプリ2013」で、2009年に続き日本一となりました。更に、NHK大学ロボコンシード校・ロボカップジャパン2種目優勝・鳥人コンテスト連続出場等、他流試合に於いても好成績を収めています。

今や機械工学科は、学園・大学運営、学生の活躍に於いて名実ともに、「大工大の柱」であるといっても過言ではありません。これらは学生達の頑張りによると同時に、先生方の 教育成果といえます。それに、我々卒業生が社会経験を基にした協力が出来れば、更なる発展が期待出来るものと確信致します。

10月26日に、工大校友会が「ホームカミングデー」を開催されます。当同窓会に於いても、「同窓会総会」を同時開催したいと企画を進めています。当機械工学科同窓会・大学・工大校友会のホームページ等を注視いただき、是非とも参加いただきます様お願い申し上げます。

今年度も先生方・役員と協力して、大工大の発展に寄与すべく取り組む所存であります。今後とも、同窓会活動へのご理解とより一層のご支援をお願いすると共に、各位のご活躍とご健勝を祈念申し上げます。