機械工学科同窓会 会長 古川 清
機械工学科同窓会の皆様に於かれましては、ますますご清祥のこととお喜び申し上げます。
まず初めに、博士1名、修士修了と学部卒業の142名が、同窓会会員として我々の仲間入りをされ、147名の新入生が入学されました事をご報告致します。

次に、大先輩の庄司正臣さん(第2回生・常翔学園理事)が「卒寿」を迎えられました。日々お元気に、学園運営に携わっておられます。お祝い申し上げますと共に、今後とも同窓会活動に大所高所からご指導をお願い申し上げます。

去る4月12日に東大阪ホテルセイリュウで、新入生オリエンテーションの一環として3回目となる「卒業生とのふれあい」を実施致しました。他の学部にはない「参加型の同窓会活動」で、人生の先輩として子や孫に語り掛けるがごとく「自らの社会での実体験」を基にした話を、10人程度のグループで車座になって熱く語りかけました。そして、しゃぶしゃぶの夕食を共にいただきました。その後先生方との懇親会を持ち、我々の思いを伝え・語り合い、「大学の発展に共に手を携えよう」と確認し、最終電車に飛び乗った充実した一日を過ごしました。「行事として定着した」と少しですが自信も出来、更なる改善を加えて継続して行きたいと考えています。

そして今年度は、就職活動の支援を計画しており、具体的な企画を教室に提案する段階です。概略的には、9月頃に3年生を対象に「就活相談」「模擬面接」等を予定しています。単に就職活動の為にとどまらず、入社後数年で転職するミスマッチを避ける・企業で活躍するスタートとなるべく幅広い支援が出来ればと考えています。

学生達は先生方のご指導の下、高い就職率を維持すると共に、関西の修士・学卒の研究論文コンテストの優秀論文で、阪大・京大と肩を並べる受賞実績を誇っています。そして、「社会人育成グランプリ」「人工衛星」「鳥人間」「NHK大学ロボコン」「レスキューロボット」「ソラーカー」「フォミュラー」等の他大学との他流試合に於いて輝かしい成果を収めており後輩に育っています。

昨年10月に、機械工学科教室が全面支援し本学主催で開催された国際学会「第4回機能性材料と構造物の力学に関するアジア会議」(組織委員長:上田教授・事務局幹事:上辻准教授)に参加致しました。会場準備・受付・案内他の学会運営、研究発表、ポスターセッション等で堂々と役割を果たしている後輩を目の当たりにして、非常に頼もしく思いました。又、研究発表で、回答に詰まった後輩を渡辺一実さん(昭和45年卒・山形大学名誉教授)が助け舟を出すシーンもあり、さすが先輩と感動致しました。

今年度の運営方針は、上述の「在校生支援」をさらに発展させて、新たに「就職活動支援」にも取組む所存です。役員関係は、副会長の田中敬三さんが退任されましたが、学年幹事の増員と併せて体制の強化と若返りを図るものと致します。

同窓生各位には、社会貢献・母校への恩返しの一環として、是非参画いただきます様お願い申し上げます。モノラボ:池田隆治先生(ryuji.ikeda@oit.ac.jp)にメールをいただければ、ご連絡をさせていただきます。

今年度も先生方と協力し全役員が一丸となって、当校の発展に寄与すべく取組む所存であります。今後とも、同窓会活動へのご理解とより一層のご支援・参画をお願いすると共に、各位のご活躍とご健勝をご祈念申し上げます。