機械工学科同窓会 会長 古川 清
この度の「熊本地震」により多くの方の尊い命が失われた事に、深い哀悼の意を捧げますと共に、被災された皆様には心よりお見舞を申し上げ一日も早い復興をご祈念致します。
同窓会員の皆様に於かれましては、ますますご健勝の事とお喜び申し上げます。
まず初めに、2015年度卒業の修士・学部卒業生173名の後輩が旅立ち、新たに137名の新入生が仲間入りをされました事をご報告致します。
次に、我々の同窓生であり且つ恩師の眞崎才次先生が、「瑞宝中綬章」を叙勲綬章されました。大学の名誉、又、同窓生としての誇りであり心からお祝い申し上げます。
今大学は少子化の影響が本格化する2018年問題が大きな課題となっていますが、常翔学園(大工大・摂南大・広島国際大)は「私大財務力ランキング23位」(週刊ダイヤモンド)と安定した経営環境(安定的収入・財務基盤・収益)を確保しており、又、学生が最も気になる就職に関して大工大は「全国の大学中6位」(サンデー毎日)と高い就職率を維持しています。
そして機械工学科は、今や「大工大の顔」「大工大の核」と言っても過言ではなく、年々優秀且つ頼もしい後輩を輩出する等着実なレベルアップが図られています。具体的には、先生方のご指導の下「日本機械学会関西支部主催の卒業研究発表会で優秀論文賞」を阪大・京大等と肩を並べる受賞実績を誇り、「社会人基礎力育成グランプリ」「人工衛星」「鳥人間コンテスト」「NHK学生ロボコン」「レスキューロボコン」「ソーラーカー」「フォミュラカー」等の他大学との他流試合に於いて上位の常連校として輝かしい成果を収めています。

同窓会は「会員相互の親睦」と「母校と後輩の役に立つ取組」を目指し、次の「卒業生参加型」の活動を実施若しくは計画しています。

去る4月17日に新入生オリエンテーションの場で、約25名の卒業生が10人位に班分けされた新入生を対象に、人生の先輩として自らの社会での実体験を基にした「失敗体験・成功体験・ドン底体験・転職体験・生き方」から、「創業の体験・苦労談」、「企業に入っての心構え」、更には、「モノづくりの楽しさ」等を直接語り掛けました。
8月に地域交流活動の一環として行われている、理科好き・工作好きの子どもたちを育てようと小学生を対象にした教員と学生によって企画・実施する「工作実験フェア」で機械工学科の学生が担当するものづくりブースで卒業生が運営の手伝いをしています。
新たな取組として、2年生後半~3年生前半の学生を対象に卒業生が学生と懇談する支援を行う事になりました。学生に対して「大人と話をする・社会常識を習得する訓練、社会に出て行く・その他就職を含めた様々な悩み事の相談等、社会人として巣立って行く為の支援」を9月頃からスタート致します。
この様に、先生方と協力し役員が一丸となって、当校の発展に寄与すべく取組んでおります。今後とも、同窓会活動に対するご理解とより一層のご支援を賜りますと共に、是非、参加いただき皆様の「貴重な経験」を可愛い後輩の為に役立てていただきます様お願いすると共に、各位のご活躍とご健勝を祈念申し上げます。

6月18日(土)に「工大会総会」に合わせた「機械工学科同窓会総会」を、10月22日(土)に、「ホームカミングデー」を開催致します。詳細は、大学・工大校友会等のホームページをご高覧願います。