機械工学科 特任講師 原口 真
大阪工業大学工学部機械工学科同窓会の皆様,2019年4月1日より機械工学科に教員として赴任した原口真(はらぐちまこと)と申します.研究テーマは福祉工学関連ですが,特に機構設計の分野を得意としております.機械工学科における授業の担当科目について,前期は機械設計法(井原先生と共同担当),機械工作実習(3D造形を担当)などを,後期はメカトロニクスなどを担当しています.

出身は大阪の北摂地方(茨木市)で,出身高校は大阪府立茨木高等学校です.出身大学は京都工芸繊維大学(京都市)で,機械システム工学科に入学しました. 4年次には確率システム制御理論の研究をされていた大住晃先生と澤田祐一先生にご指導頂き,柔軟マニュピュレータの制御に関するテーマで卒業研究を行いました.大学院からは大学を変更し,大阪大学大学院(吹田市)に入学しました.大阪大学大学院では,リハビリロボットを研究されていた古荘純次先生の研究室に入りました.研究室では義足や手術支援装置などが開発されていましたが,脳卒中患者向けの腕用のリハビリ支援ロボットに関するテーマを担当することになりました. 研究職に興味を持ったため,そのまま博士後期課程にも進学し,9年前に工学の博士号を取得しました.

大学院卒業後は大学の研究職に就きたかったのですが,都合がつかなかったため,卒業後,工業用ベルトのメーカーである三ツ星ベルト株式会社(神戸市)に入社しました.研修終了後は,自動車エンジンの補機周辺機器の開発室に所属しておりました.会社在籍時に社会人としての常識を取得できたため,会社や上司の方々には大変感謝しております.6年前に福井工業大学に異動されていた古荘先生から教員公募に関するお誘いがあったため,三ツ星ベルトを辞職し,福井工業大学工学部機械工学科(福井市)の教員となりました.大学院の時の研究に引き続き,脳卒中患者向けの腕及び脚用のリハビリ機器の開発を行いました.4年前に古荘先生が定年退職されたので,その時点より独自のテーマで研究を展開し始めました.車椅子に適用可能な段差乗り越え機構,起立動作を支援する機器,自然な歩行動作を支援する歩行器,形状記憶合金を活用した手指リハビリ装具,介護者用のアシストスーツ,などの研究を現在までに行っております.これらの研究テーマは福井総合病院との共同研究でもあります.これらの研究テーマは大阪工業大学に移ってからも継続しております.

今回,久方ぶりに地元の大阪に戻ってきまして,気候や人々の気質が大変過ごしやすく嬉しく感じております.研究や教育活動に精力的に励んで参ります.学生達には勉強や研究を楽しんでもらいながら,しかし自己の研鑽に励んでもらえるように指導していきたいと考えております.大阪工業大学工学部機械工学科同窓会の皆様方にも多々お世話になる機会があるかと思いますが,今後とも宜しくお願い申し上げます.