機械工学科同窓会 会長 池田 隆治
 平素より母校ならびに機械工学科同窓会の運営に際し、格別のご理解とご協力を賜り誠にありがとうございます。桜の開花とともに希望溢れる新入生を迎えましたが、まずは、3月19日に134名の学部卒業生と29名の大学院生がそれぞれの進路先へと歩みましたこと取り急ぎご報告申し上げます。また、皆様がもっとも気になる2020年度の就職状況につきましては、就職担当の塩﨑さんの方から本サイトにてご報告いただいていますので、ぜひご高覧頂ければと存じます。
 さて、2020年度の本会活動を振り返りますと、新型コロナウイルの災禍により定期的に新規感染者や重症者数の増減を繰り返したため、ホームカミングデ―をはじめとするほぼすべての校友交流活動や技術フォーラム(就職支援の一環)などの在校生支援活動を自粛して、それらの事業予算を大阪工業大学校友会と協調して学校法人常翔学園が募る「コロナ対策学生・生徒支援募金」に協力するなど、極限られた活動に留まったことを何卒ご理解いただきたく、中でも9月に予定していました「機械工学科開設70周年記念祝賀会」が取り止めになったことは、同窓生の皆様には誠に残念な節目の行事であったことと拝察いたしております。また、当方の事情で時間がかかりました同窓会のWEBサイトをリニューアル致しました。今後は、学内幹事さんらがタイムリーな情報発信を自ら更新出来る管理システムに改めましたので、一度、下記URLにアクセスいただきご意見ご助言などお寄せ下されば大きな励みになると存じます。この他、大阪工業大学でも一時的なキャンパス閉鎖の状況から、オンライン授業や少人数形式の対面授業で何とか大学教育を維持されたとのことで、学生諸君にとっても貴重な人生経験を伴う1年であったと存じます。

 次に2021年度に入りまして医療従事者より待望のワクチン接種が始まりましたが、依然として飛躍的な改善見通しが立っていないことや再び緊急事態宣言の発出などにより、当面は、感染終息状況を見据えながら同窓会活動を進めていく方針に変更はなく、安心安全な社会情勢や環境が整うまで今しばらく自治体および学園の指針を遵守すべきと考えます。そして、3月の同窓会常任幹事会での取り決めに従い、2021年度末の役員改選を見据えて、「会務を効率よく分散させて何方が役員になれられても本来業務に支障が出ない」ようバランスの取れた役割を担っていただくために、今一度、学内幹事と現三役らで「これからの新しい同窓会のあり方等について」見直しをおこない、2022年度よりブラッシュアップされた学科同窓会の運営を実現するために、卒業生の皆様には、これまで以上の温かいご理解とご支援を賜りたくなにぶんよろしくご高配の程お願い申し上げます。
 最後になりましたが、本会運営およびその会務は、他学科同窓会組織と比べると複雑多様であり、次期会長をはじめとする新役員がこれまでの運営スタイルを継続維持するには、抜本的な見直しが必要不可欠であるとの提案により、このような異例の引き継ぎとなりましたことをご賢察頂ければ幸いに存じます。ちょうど年齢的にも、また「同じ人間がズルズルと長くやり過ぎた」弊害があることも否めない事実であり、潔く役員を退くべき時期と判断いたしましたので、残された任期中にスムーズな引き継ぎができるよう、今後とも変わらぬご支援、ご鞭撻の程をよろしくお願い申し上げます。