庄司正臣相談役ご逝去のご報告

在りし日の庄司会長
【平成22年7月3日(土) 学園校友会全国支部交歓会(三重県開催)にて】

我々の大先輩である学校法人常翔学園理事「庄司正臣」様が、去る8月28日(日)早朝、心不全の為に享年91歳の生涯を全うされましたことを謹んでご報告致します。
ここに、同窓生を代表し追悼の意を表すと共に、ご親族の皆様方にはご落胆ご悲嘆のほどいかばかりとご拝察申し上げ心よりご弔辞を申し上げます。

追 悼 文

 庄司先輩は大阪工業大学機械工学科第2期生(昭和30年)のご卒業で、日本国有鉄道(現JR西日本)に就職、その後「庄司設備工業株式会社」を創業されると共に、摂津市議会議員を初当選以来連続7期25年、その間に市議会議長の要職を2期務められ、平成10年春の叙勲で勲四等瑞宝章を受章されました。

 校友活動におかれましては、出身母体である機械工学科同窓会副会長をはじめ相談役等を歴任され、同窓会運営の基盤作りに多大なご尽力をいただきました。また、上部団体である大阪工業大学校友会会長と学園校友会会長を20年以上の長きに亘って務められ、大学・学園の発展に大きく寄与されましたので常翔学園の評議員・理事に就任、大阪工業大学・摂南大学・広島国際大学・常翔学園中学校/高等学校・常翔啓光学園中学校/高等学校を有する常翔学園グループの経営に携われましたことは周知のとおりと存じます。
この様に地域・産業界のみならず、常に母校や学園の発展と共に人生を歩まれ、多方面に亘ってご功績を残され、各校友会組織が今日ありますのも庄司先輩のお蔭と存じます。
今大学は少子化の影響を受け淘汰される冬の時代を迎えると言われていますが、財政的に安定した学園経営、就職・教育・研究成果等に於いて高い評価を得る各大学、そして梅田キャンパス新学部設置に象徴される益々発展を続ける学園運営に取組んで来られ、その功績は言葉では言い表せない多大なものがあります。

先輩は各行事において、大きな張りのある声での挨拶と大所高所からの的確なご発言をされ、特に卒業パーティーでは大学院・学部の修了・卒業生に対し「母校との係わりを大切にせよ」とのお話をされた姿が思い出されます。そして何よりも数字に強く、あのお歳で良くそこまで頭の中にと感心し、「すごい人」だなとの印象を強く持っていました。パワフル且つアクティブな行動力、又、常に学園・大学の役に立つとする生き様は、我々にとって大いに学ぶべきものがあり、是非一歩でも二歩で近づける様に精進しなければと思っています。

「巨星堕つ」、学園・大学・同窓会にとって大変大きな悲しみでありますが、我々後輩は庄司先輩のご意志を継ぎ、学園と大学の発展に微力ながら取組む事をお誓いすると共に、学園・大学の発展、同窓会活動への支援、我々後輩に対するご指導等の多大なる功績に感謝を申し上げ、お別れのご挨拶とさせていただきます。

ごゆっくり、おやすみください。

合 掌

平成28年9月
大阪工業大学機械工学科同窓会長
古 川  清