池田会長退任のご挨拶

 私こと、2022年4月末をもちまして同窓会会長を退任致しました。1993年に会計を引継いで以来、29年に亘って事務局長、副会長、会長などを兼任しながら同窓会事務局を担って参りました。この間、大過なく務められたのは、長年、本会役員としてご尽力頂いた同窓生の皆様と歴代会長をはじめとする機械工学科の先生方の格別のご指導ご厚情の賜物と存じます。また、この業務を通じて大学人としてキャリア形成できたので、本当に貴重な経験を数多く積ませて頂いたことを振りかえり、意を尽くせない退任のご挨拶を以下に申し上げます。

2019年5月に会長を引き継ぎ、以前より温めていた「学科同窓会間の交歓イベント企画」や「多世代卒業生の交流企画」などを具体的に進めようとした矢先に、新型コロナウイルス感染拡大による緊急事態宣言などが発令されたため、一時的に安全を優先して同窓会活動を休止致しました。その後、活動再開の見通しが立たないまま、熊谷新会長に引き継ぐ時期を迎えたので、会長として全く達成感の伴わない不本意な時間を過ごしてしまったことが唯一心残りと存じます。

 

 

さて、同窓会主催の会員交流企画を担当して特に印象に残っている内容として

・同窓会発足30周年記念事業「白浜セミナーハウスバスツアー」1998年

・機械工学科開設50周年記念事業「祝賀式典、記念誌発刊」2001年

・個人情報保護法施行により会報発行から「ホームページ開設」2006年

・新入生オリエンテーション参加協力「卒業生とのふれあい」2013年

・同窓会発足50周年記念事業「祝賀会、記念誌、記念ツアー」2018年

などがあります。一方、会計担当として最もプレッシャーを感じた業務は、卒業を間近に控えた卒研生に対する「入会の勧め」および会費徴収であり、時には平身低頭、時には強い説得で何とか加入率を少しでも上げるためにそれなりの気苦労がありましたが、ここ数年は、3回生の秋におこなわれる卒業研究室配属説明会の際に、機械工学教室の方で加入手続きを代行頂くために、常にコンスタントな加入率を維持し、理想的な収支バランスを保っているので大変助かっています。

現在、常翔学園内には、数名の同窓生が各部署で勤務しています。伝統ある同窓会とはいえ学園内の同窓生がいずれ皆無になると、同窓会の運営継続に支障をきたすため、今後も中長期的な人事計画で同窓生を採用するよう継続的な働きかけが重要と存じます。また、時期をみて他学科同窓会の運営方針や会則などにも注目して、一度、すべてをリセットした後、新たな学科同窓会組織にリニューアルすることを切に望んでいます。

最後に、同窓生皆様のご健勝とご多幸および機械工学教室ならびに同窓会の益々の発展を祈念しつつ、新執行部を何とか盛り立てて頂きますよう倍旧のご支援ご協力をお願い申し上げまして、退任の挨拶と致します。

長年のご支援とご協力 誠に有難うございました。

2022年5月吉日

1985年卒池田隆治