人力飛行機プロジェクト[2012]

小池 勝

大工大の鳥人間コンテストへの取り組みは、滑空機部門で過去8回出場、3位入賞や2008年のフォーミュラ優勝(モノラボ玄関に展示)の実績があります。それまでは体育会の航空部の活動の一部でした。その後航空部から分離して「人力飛行機プロジェクト」が発足し、滑空機より難易度が高いプロペラ機に挑戦することとしました。
鳥人間コンテストには「滑空機部門」、「人力プロペラ機ディスタンス部門」、「人力プロペラ機タイムトライアル部門」があります。タイムトライアルは500mの距離を往復する時間を競うスピード競技であり、大工大はこれに挑戦するべく、2008年後半より設計製作に励んできました。2009年は経済不況により大会が中止されました。2010年、2011年は大会に申し込んだのですが書類審査で不合格でした。不合格の原因は大会の出場枠に対する応募数が2倍以上と競争率が高いことに加えて、大工大の機体製作の進捗が遅かったことです。

2012年度はがんばって機体製作を加速しました。また主催者の読売テレビは「飛ばなきゃならないワケがある」というキャッチフレーズで番組を制作する方針であるため、「ワケ」を2つ訴求しました。その1つはパイロットをサウジアラビアからの留学生とすることで国際親善に寄与することです。2つめのワケはまだ公表を控えており、大会当日のお楽しみとします。というワケで今回の書類審査の結果は「人力プロペラ機ディスタンス部門」への転向を条件に合格!となりました。

大会は7月28、29日に彦根のそばの松原海水浴場で開催されます。
応援よろしくお願いします。