人力飛行機プロジェクト[2015]
人力飛行機プロジェクト代表 小池勝
経緯
鳥人間コンテストに向けて人力プロペラ機を2008年に設計製作を開始、2009年は経済不況で大会中止、2010,2011年は書類審査不合格の暗黒の時代を経て、2012、2013,2014年と3年連続出場し、今年2015年も書類審査を合格し出場することが決まりました。2012年は526m飛んで6位, 2013年はスピードオーバーで主翼がねじれ、壊れて200mで墜落し7位、2014年は強風の中を果敢に飛んで1406m、東北大の1849mに迫って2位、着実に進化しています。ただし2014年は11チーム中5チームが飛んだところで風、雨、雷が来て中断、その後雨は止んだが強風で誰も飛ばず、試合不成立で表彰式無し、表彰状無し、賞金無しでした。救いは審査員の東大名誉教授、東昭さんが1枚ブレードプロペラを評価され、審査員特別賞を頂けたことです。プロペラやヘリコプタの専門家の東先生に評価されたことは、ある意味テレビで取り上げられるよりも名誉なことです。と書いてみたけれど、テレビ番組で全く登場しなかったことの負け惜しみのような気もします・・・
今年は
というわけで今年の目標はテレビに出ること・・・ではなくて、3位以内に入賞することとしました。最初のころは出場することに意義がある、というレベルでしたが、昨年あたりから上位入賞、と目標をレベルアップしています。東北大、東工大、日大は30kmぐらいの実力を持っているので、そこに食い込むのは至難ですが、悪天候や予期せぬトラブルで実力が順位は変わります。パイロットは昨年と同じM科OBの酒井一真さん、航空部OB、自転車競技現役の、まさに人力飛行機のために準備してきたような人材です。昨年は強風の厳しい条件ではありましたが、まだまだ記録を伸ばす余地はありました。今年は機体の完成を1か月早め、4月25日に初飛行し、昨年より小さなパワーで飛べそうな感触を得ています。今後はグライダーの滑空場を借りて飛行練習に十分時間をかけることができますので、最小限のパワーで飛ぶように機体を微調整していきます。
今年こそテレビに
一方でテレビに出るための戦略も・・・まずはホームページを作りました。http://www.soaroit.jp/birdman/テレビ番組のスタッフは、各チームのホームページも見て面白そうなところを取材するとのことですので、効果あるはずです。また今年は機内カメラが搭載されることになったので、テレビ局も大工大をクローズアップする気持ちはあるようで、必要条件は満たされたと推測しています。6月末に飛行の順番が決まり、およその時間が見積れます。本番は7月26日(日)早朝です。昨年までと同様、同窓会の皆様の応援をよろしくお願いします。