ロボットプロジェクト[2011]
機械工学科 牛田 俊
モノラボロボットプロジェクトは、2008年8月に発足して以来、今年で4年目を迎えます。6名の教職員(教員4名、技術職員2名)で構成される運営委員会による運営体制で、毎年年間を通じて平均30名以上の学生が参加する大変活気にあふれるプロジェクトに成長しました。さらに2011年度も募集予定の20名を超えた27名の新規参加者が加わり、ますます盛んになっております。
プロジェクト開始当初より、座学中心の通常のカリキュラムによる大学教育の補完として、各種ロボットの開発・製作を通じた電気電子機械系ものづくり実学教育の実践の場として本プロジェクトを位置付けています。プロジェクトの具体的な目標として、NHK大学ロボコンやレスキューロボットコンテストなど団体によるロボットコンテスト出場を目指し、運営委員会では学生の支援体制の構築に尽力してまいりました。とくに、モノラボの充実した施設設備を最大限活用するべく、若くて熱意にあふれる近藤隆路技術職員が中心となり、機械加工やCAD、プログラミングなどの技術力育成プログラムが完成し、年間を通した各種講習会の実施による計画的な人材育成ができるようになりました。現在、これらの講習会を通して力をつけた2期生や3期生の学生がプロジェクトの中心となって活動し、いままでに多くの成果が得られました。とくに、NHK大学ロボコンでは、約3倍の倍率であった1次審査(書類・ビデオ審査)を通過し、現在ビデオによる最終審査結果を待っているところです。審査合格後は6月中旬に予選と決勝が東京で行なわれる予定です。また、第11回レスキューロボットコンテストには出場が決定しており、プロジェクトの学生メンバーは予選に向けて機体の最終調整に日々励んでおります。
同窓会の皆様には、いままで大きなご支援をいただきまして深く感謝申し上げます。今後とも引き続きご支援をいただけますよう宜しくお願いいたします。
プロジェクトの主な成果(2010年度)
・NHK大学ロボコン2011書類審査、1次ビデオ審査通過(59組中21組通過)
・第11回レスキューロボットコンテスト書類審査を9位の成績で通過(25組中18組通過)
・第3回八尾ロボットコンテスト Bトーナメント優勝。エキジビジョンマッチ優勝。
・その他、複数のライントレースロボット大会や2足歩行ロボットバトル大会で優勝および入賞多数。