2009年度 卒業論文・修士論文発表会のご報告

牛田 俊

機械工学科では、卒業生および修了生が研究の成果を外部に発信する場として、一昨年度より「卒業論文・修士論文発表会」を開催しております。第2回目となった昨年度は、2010年2月27日(土)に会場を大宮キャンパスに移して行われました。2号館1Fの大きな会場のスペースは83件に上る研究テーマのポスターや展示で埋め尽くされ、ご来場頂いた皆様に学生が真剣に説明するという活気に満ちた雰囲気に包まれました。 会場内は、材料系、熱・流体系、設計・製作系、計測・制御系の各分野に分かれて展示が行われ、学部4年生は研究に打ち込んだ1年間の成果を、修士の学生はより高度な研究内容を披露し、成長した学生の姿が頼もしく感じられました。
発表した学生は自分で作成した案内状を、卒業後の内定先企業および今まで自分を温かく見守って下さった保護者宛てに送付しており、多数の企業関係者と保護者を含む200名近くの皆様にご来場頂くことができました。 さらに、同日開催の機械工学科同窓会総会に出席されていたOB・OGの皆様が多数ご来場下さり、学生諸君に厳しくも温かいご指導やディスカッションを賜っている様子を拝見いたしました。学生生活最後の行事に取り組んでいた学生にとって、貴重な経験と今後の励みになったことと思います。この場をお借りしまして、ご足労頂きました同窓生の皆様に謹んで御礼を申し上げます。

発表会会場の入り口付近では、エンジニアリングプラクティスという実践的なものづくり授業で製作された種々の成果物を、実際に製作した学部3年生自身が展示・説明する試みがなされたり、 今秋打ち上げ予定の人工衛星のプロジェクトの紹介、社会人基礎力育成グランプリで大賞に輝いた記録が展示されたり、機械工学科の教育に関する取り組みを保護者の皆様や入学前教育に参加していた高校生にアピールし、詳しく知って頂く良い機会となりました。

ご来場頂いた皆様には、この発表会に対するアンケート調査をお願いし、貴重なご意見を多数お寄せ頂きました。今年度以降の開催時にはより良い場となりますよう参考にさせて頂く予定です。 次回もぜひ発表会にご参加頂きまして、卒業研究や修士での研究を経て一まわりも二まわりも成長した学生諸君に励ましの言葉やご指導を賜らんことを切に願っております。皆様のご来場をお待ちしております。

最後になりましたが、同窓生の皆様のご健康と益々のご発展をお祈り申し上げます。